この記事は鍼灸院や整骨院、はたまた他の業種でも店舗を持つという点に関して必ず出てくる【コンセプト】についてです!
整骨院だけでなく店舗の経営を考えている人なら避けて通れないコンセプト設定。

いきなり横文字で言われても……
僕も当時はかなり悩まされました。
大体どの本を読んでもコンセプトを決めなさいと出てきたもんです。
そんなことを一緒に考えていきましょう!
結論、コンセプトの設定ができているかどうかで開業前も開業後も大きな違いがでてきます!
まだ開業を検討中のあなた!
どこかの整骨院で働いて、将来的な開業を視野に入れているあなた!
コンセプトの重要性はきっちり理解しておきましょう!
そして時間をかけてゆっくりコンセプトについて練ってください(^^)
◆コンセプトという言葉がわからない
◆コンセプトはどうやって決めるの?
◆コンセプトは開業や店舗の経営と関係あるの?
◆鍼灸整骨院業界12年目
◆総施術件数20000件超え
◆現在、開業して鍼灸整骨院の運営
これらの実績を持つ鍼灸師・柔道整復師の管理人が記事を作成しています!
店舗の経営に欠かせない?そもそもコンセプトとは何か
コンセプトとは自分が店舗を経営していくうえで

こんな店舗にしたい!
という設定のようなものです。
◆白を基調として清潔感があり、来るだけで気持ちが明るくなるような場所
◆和を中心とした落ち着いて過ごせる空間
◆海外に来たようなグローバル感のあるスペース
このように
外向け=顧客向け
に伝える店舗のイメージや店舗の方向性がコンセプトになります。
イメージや方向性がしっかりしていると色合いや必要な備品、内装の雰囲気などが決めやすいですね!
逆にコンセプトがしっかり定まっていないと

入口は明るくて病院ぽい感じで清潔感があったけど……

入ってみたら落ち着かない洋風な場所だった
このようにチグハグな店舗が出来てしまい、顧客の獲得になかなかつながりません。
統一感があるということは結構大切なことなんです!
また、人によって過ごしやすい空間・スペースは好みが分かれます。
☑性別
☑年代
☑趣味・趣向
これらの要素によって大きく左右されますので、自分がどのような人に来てほしいかメインターゲットを定めておくこともまた重要です!
このメインターゲットを【ペルソナ】といいます。
ペルソナ設定はコンセプトと同じくらい、もしくはそれ以上に重要なので合わせて考えておきましょう!

メインターゲットの定め方はこちらの記事をどうぞ♪
店舗の経営における【理念】とは?
コンセプトと近い言葉に【理念】というものが挙げられます。
コンセプトは外側=顧客側に向けた方向性だと先ほどお伝えいたしました。
それに対して理念は内側=自分やスタッフに向けた方向性と思えばわかりやすいです!

こんな考えをもって仕事してるんだ!

仕事をしていくうえでこんな信念があるんだ!
これをスタッフに浸透させていくのが理念(と、思っている)
もうね、僕はまったくコンセプトとの違いが理解ができませんでした。

コンセプト?なんだそれ食えるのか?

理念?それは食い物の名前か?
本当に毎日こんな状態。
開業を実現させた今になってようやくなんとなく違いを理解しています。
しかし開業前の当時は意味が理解できていませんので、そんな状態でコンセプトや理念を考えられるわけもありませんでした。
結果として方向性がなかなか定まらなかったので軸がブレていたのが自分でもわかります。
こうなると経営にも影響が出ますので注意が必要です!
今だからわかる店舗の経営にコンセプトや理念がなぜ欠かせないのか
と、いう風に自分の中で落ち着きました。
例えば集客もそうですし、スタッフを雇って店舗の経営をするときも同じ。

うちはこういう人をメインターゲットに考えている!

仕事をする上でこういう思いでやってほしい!
このように方向性がしっかりしていないと、どこに向けて何を発信すればいいのかあやふやになりますね。
高齢の人の健康をメインに考えたいのにSNSを中心に発信したり
若い人に来てもらいたいのに新聞折り込みに力を入れたり
これでは見てもらいたい人に見てほしい情報は伝わりにくいですね!
集客をはじめとした経営もスタッフ教育もかなり効率が悪くなることが考えられます。
そういう点において、コンセプトや理念が定まっているということは店舗の経営に欠かせないポイントです!
あくまで自分で考えてみて納得のいったものですので決してこの考え方が正解ではありません。
皆さんの考え方の一つの参考になればと思います(^^)

情報の発信についてはこちらの記事から♪
店舗づくりとコンセプトの関係性
コンセプトの考え方についてはご自身の納得した考え方でお願いします。
さて、実際に店舗を経営するにあたってこのコンセプトの設定はかなり大事。
自分の店の軸となる考え方ですから、これが定まっていないと開業した後にあれこれ色んなものに手を広げてしまいがちです。
「●●しただけで月商100万円!」
「〇〇を導入したら月の売り上げが150%アップ!」
このような広告を独立してからよく見るようになった気がします。
もちろんこんな広告の全てが悪いわけではありませんし、実際に効果が出るのなら素晴らしいものです。
ただ闇雲にそれに飛びついてしまう前に、そのやり方は自分の考えたコンセプトから逸れていかないかは考えるべき!

こんな甘い誘惑にはだませれないZE☆
資料請求ボタン ぽちッ
みたいなことも良くありました(自分にはですが)
しっかりと自分の中でコンセプトが定まっていれば甘い広告にも誘惑されません。
自分にとって本当に必要な、コンセプトと合致したものだけを見ていけるはずです。
逆に言えばコンセプトが定まっていなければ色んなものに手を出しては失敗したり、手を広げすぎて訳が分からなくなったり。
こうなった時に困るのは自分だけではありません。
利用してくれている顧客の皆様にも被害が出てしまいます。

あれ?前はこういう風にやるって言ってたのに……
方向性ややっている内容がコロコロ変化してしまうと、その変化についていけない顧客の皆様は簡単に離れていってしまいます。
こうならないようにしっかりコンセプトを固めて方向性を定めておきましょう(^^)
店舗の経営をする前に!まずは自分の強みからコンセプトを見つけよう!
コンセプトを考えていく中で自分の強みを活かしたものにするのが良いと思います!
まずは自分が得意としているもの、好きなことを紙に書いてみて下さい。
5個くらいあれば充分ですが多ければ多いほど細かな設定ができます。
同じように一緒に自分の苦手なことやダメなところも書いてみましょう。
記入出来たら
【好きや得意を活かす】
事ができないか考えてみます。
野球が好きなら野球の知識を活かせないか
その治療や指導をしていくにはどんな環境が必要なのか
学生向けなのか、趣味で続ける野球の応援をしたいのか
このように少しずつ深堀をしていくことで方向性とペルソナもだんだんと固まりますよ(^^)
次に【ダメなところをメリットに換える】ことを考えます!
僕はこれで自分の方向性が定まりました。
自分の例を挙げさせてもらうと
という風になりました。
なので施術中も人によりますが基本的には無言なことが多いです。
(施術に最低限必要なことは聞かせてはもらいます)
このことに気づかせてくれたのは通院してくれている患者さんからの一言でした。

先生はあんまり話さんからゆっくりと受けれてええわ
しっかり話をして患者さんの情報を聞かなければ!
ということばかりを考えていた自分にとってこの言葉は意外な一言。
かなり考え方が変わったことを今でも覚えています。
自分で良いところが思いつかなければ友人や家族に聞いてみるのもいいかもしれません。
客観的に見てくれていますので、思いもよらない自分の特徴が出てきたりしますよ!
店舗の経営には欠かせない!コンセプトの意味を考えよう!のまとめ
◆店舗づくりはコンセプトから考える
◆コンセプトと理念の違いは外向けのものか内向けのものか
◆コンセプトが決まれば店舗の方向性もだいたい決まる
◆自分の強みからコンセプトを見つける!
◆自分のダメなところをメリットに変えれないか考える
以上です!
本当は開業前からしっかりとコンセプトが決まっているのが理想的。
内装を業者と打ち合わせするときも借入の書類を作成するときもコンセプトがしっかりしているとスムーズです。
しかし僕のようにぼんやりとした方向性でも問題なし!
実際どうにか経営はできておりますし、店舗を続けていく中で見つかるものもたくさんあります。
一番ダメなのは勢いだけでの開業です!

後で考えればいいや!
勢いも大切なのは大切。
ですが、これは無しにしてぼんやりとだけでもコンセプトの基盤を見つけておきましょう(^^)
その考えが今後の経営に大きなメリットを作ってくれますよ!
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