この記事では首を寝違えたときに少しでも早く痛みを無くす方法について解説します!
皆さんは寝違えたことはありますか?
僕はいっぱいあります。
ひどい時は2週間に1回は寝違えていました。

寝違えって痛いよねぇ
何しても痛いし、首が動かせないっていうのは意外とツラい。
それに自転車や車を運転中に振り向けないというのも危ないです!
そうならないように、皆さんが寝違えてしまった時に少しでも早く痛みを減らせるようなちょっとしたセルフケアをお伝えします(^^)
◆鍼灸整骨院業界12年目
◆総施術件数20000件超え
◆現在、開業して鍼灸整骨院の運営
これらの実績を持つ鍼灸師・柔道整復師の管理人が記事を作成しています!
首の寝違えの原因となる筋肉
首の寝違えの原因となる可能性の高い筋肉がこちらです!
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
首の骨の上の方から肩甲骨にかけて付いている筋肉です。
首を横に倒したり、回したり、肩をすくめるときに肩甲骨を引き上げたり。
この筋肉がガチガチに固まってしまうことで首の動きに制限がかかってしまうんです。
この肩甲挙筋という筋肉、一つ特徴があります。
画像からわからないですが、少しねじれながら走行しているんですね。
そのせいで他の筋肉よりも少し負担がかかりやすくなっています。
これらに当てはまると寝違えは起こってしまいやすいです。
デスクワークやスマホでゲームしたり。
長時間同じ姿勢で肩回りの筋肉が固まってしまっていませんか?
思い当たる人はまずはこれらの生活習慣を見直してくださいね(^^)
首の寝違えを早く治すには何をすればいい?
昔は痛みが無くなるまで完全に安静というのが主流でした。
ぎっくり腰もそうですが、今では少し考え方が変わってきています。
今ではある程度動かすことが大切と言われています!
ある程度とはどのくらいかというと日常生活レベル。
もちろん激しいスポーツはNGですが負荷をかけ過ぎない程度に動かす方が早く治ると言われています。

あくまで無理のない範囲でね!
炎症を抑える
炎症を抑える。
難しい言葉が出てきましたね。
炎症を抑えることに関してやってほしいことは3つです。
この3つが出来れば大丈夫です。
肩甲挙筋が硬くなり、首に無理なストレスがかかったことで一時的に痛みのある所に炎症が起きています。
文字通りその部位に熱を帯びた状態です。
痛みの物質も炎症とともに出てくるので炎症を抑えることは痛みの軽減につながります。
先ほどはある程度動かす必要があると伝えましたが、やりすぎると炎症は強くなります。
炎症が強くならないように注意が必要です!
安静にする
動かすと筋肉にストレスがかかり、さらに炎症を引き起こすことになります。
なるべく首は動かさないように安静にしておきましょう。
振りかえらないといけないときはなるべく体ごと捻ります。
運転中の後方確認などでは体ごと後ろに振り向くことが難しいので、可能であれば運転は避けたいところです(特に自転車)
炎症が治まるまではだいたい3日程度と言われています。
ですので、痛みが出てからの2~3日は安静に。
それ以降から、痛みを確認しながら徐々に動かしていくのが理想的です!

大丈夫そうなら、もう少し早いタイミングでもOK!
自分で確認しながらゆっくり始めてくださいね(^^)
湿布を貼る、保冷剤などでアイシング
湿布には炎症を抑える効果がありますので痛みのある所に貼るのが効果的です。
保冷剤などで冷やすのも同等の効果が得られますが、直接肌に保冷剤を当ててしまうことでの凍傷に気を付けてください。
保冷剤を使うような場合はティッシュで包むなどでワンクッションいれましょう!
アイシングについては『意外と知らない!温めるのか冷やすのか。痛いときの正解は?』でも解説しております。
参考にどうぞ!
寝違えのツボを刺激する
寝違えに効果があるとされているツボが存在します。
こちらがそのツボです。
後渓という名前のツボになります。
細かい説明をしていくとそれだけで一つの記事が出来てしまいますのでここでは割愛。
この画像を参考にして痛めた方と同じ側の後渓を押してみましょう。
右側の首が痛いのであれば右の後渓を押します。
強さは少し痛いかな?くらいで大丈夫です。

強く押しすぎると押したところが痛くなるので気を付けて!
押すだけでも硬くなった筋肉に刺激が入ります。
可能であれば押したまま少しずつ首を動かしてみましょう。
これもいきなり動かすと筋肉にストレスがかかるので、痛みのない範囲でゆっくりと動かしてくださいね。
肩甲骨を動かす

首を動かすのは痛いけど、肩くらいなら……
と、いう人は試してみて下さい!
肩甲挙筋は首から肩甲骨にかけて付着している筋肉です。
主に首側で炎症が起きていることが多いため、首は動かせなくても肩なら動かせるという人もいます。
肩甲骨を動かすことで間接的に首にまで付着している肩甲挙筋を緩めてあげようという方法です。

動かすときのポイント!
肘を曲げて、肩に手を置きましょう。
力こぶを作る時のポーズのような感じです。
腕を伸ばしたまま肩を回すと、肩の関節だけが優位に動いてしまうので肩甲骨が効果的には動きません。
肩に手を置いてあげることでしっかりと肩甲骨から回るようになります。
回している時に首に痛みが強く出る場合はこれも控えるようにしてくださいね!
この運動は首の寝違えの時だけではなく肩こりの時にも効果的です!
肩こりは肩甲骨の動きや、肩甲骨についている筋肉との関連が深い。
なので日常的にこの運動を少しでも行っておくと寝違えだけでなく、肩こりの予防にも繋がります(^^)
寝違えによる首の痛みを治すことができたら
寝違える人は何度も同じように痛みが出ている人が多いイメージです。
かつて僕がそうだったように首が硬くなる状態が常習化してしまってるんですね。
今の僕はもう寝違えはほとんど起きません。
いろいろと試した結果たどり着いたのがこの方法でした。

枕を変える!!
そう枕を変えたのです!
それまでは低反発の枕を使っていました。
フカっとしていて気持ちよかったんです。
しかし柔らかいものを使っていたせいか、寝ている間に首の筋肉に大きなストレスがかかっていたことがわかりました。
結果、低反発じゃない枕に変えてみたことで寝違えは激減。
消失したと言ってもいいかもしれません。
枕はその人の体格や筋肉の付き方などで千差万別。
この枕が一番良い!
というのは無く、個人差が大きくありますのでご自身で色々と試してみて下さい。

以下、バナーにおすすめの枕があります♪
首の寝違えを早く治す3つの方法のまとめ
◆まずは安静に
◆湿布やアイシングで炎症を抑える
◆後渓を刺激してみる
◆肩甲骨を動かす体操をする
◆枕の変更を考えてみる
以上です!
体に痛みがあるというのは大きなストレスになります。
痛みが出てから早く治す!
というのもそうですが、まずは痛みが出ないように予防するということから考えてみましょう。
痛みが無くても肩甲骨の体操は肩こりの予防としてもおススメですよ(^^)
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